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英語・フランス語バイリンガル司会専門BilingualMC.jpの野口美穂です。

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犬と猫と人間と

今日はニュース前に、今池の名古屋シネマテークへ。
行こう行こうと思っていたら、上映は明日が最終日!
の『犬と猫と人間と』を見に行ってきました。

過去記事はコチラ


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地下鉄今池駅から歩いて5分くらいのところにある
とてもノスタルジックなビル。。。
シネマテークはこのビルの2Fにあります。

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開演10分前に入ったのですが、ナントほぼ満席!
平日の午前中に、しかも捨てられる動物がテーマの映画で
こんなに人が入るんだ、とびっくりしました。
補助席まで出されてたし。

映画は、猫おばあちゃんという、昔から捨て猫を拾っては
お世話をしてきた女性が、監督に

「動物たちの命の大切さを伝える映画を作って欲しい」

と依頼するシーンから始まります。(お金は出すから、と)

ペットの処分問題について全く知識を持っていなかった監督は
一体どんな映画を撮ればいいか途方にくれるのですが、
自らが取材&撮影していく中で、彼らをとりまく大きな
社会問題にぶつかります。捨てる人、助ける人、行政と
ボランティア、そしてその中で翻弄される動物たち。
ガスチャンバーに入れられた犬たちの姿など、
涙してしまうシーンも沢山あったけど、でも映画は淡々と
映像を紡いでいきます。

印象深い場面はいくつかあるのですが、
やっぱり徳島の子どもたちが、川原で見つけた子犬を
自分たちでお金を出し合ってドッグフードを買って
面倒を見ていたところです。。。

私にも似た経験があるんですが、内心はとっても心細かった。。
最初は大勢の友だちと「一緒に育てよう!」って
ダンボールや毛布を持ち寄ってプチ飼育をしてたんですが
そのうち、「お母さんにダメって言われたから」とか
脱落者(笑)が続出して。。。
大人なんて当てにできないから、どうやってこの命を
守ったらいいんだろうって、自分が子どもなのにかなり
思い詰めました。その後どうなったかはあまり
覚えていないんですけど、保健所のおじさんが連れて行って
しまったんだかなぁ。

これからの日本が、動物を助けたいという子どもたちの願いを、
大人の理由で踏みにじるような国であっちゃいけないと思います。
ほんとに。
拾ってきたら、親が「なんでそんなの拾ってくるの!」じゃなくて、
「よく助けてあげたね。うちでは飼えないけど里親を探そうね」と
言ってあげて欲しいし、探す猶予が許される社会であって欲しい。

余談ですが、世界一周中にオーストリアに行った時、
テレビで里親チャンネルみたいなのがあってびっくりしました。
スタジオに保護団体の人が犬を連れてきて、
この子の性格はこうで、とか人懐っこいです、とか
色々アピールして、電話で里親を募集するんです。
それも結構長い時間に何匹も登場。
理想の国を見た気がしました。

映画では、ペットの生体市場は一切撮影を断られたそうです。
流通業界の裏はかなりえげつないですし、ともすると
自分の身を危険にさらすことにもなりかねないので、
きっと制作スタッフも悩みが大きかったことでしょうね。

『捨て犬を救う街』などの著者・渡辺眞子さんも制作に大きく関わったそうで、眞子さんの伝えたい
メッセージも映像を通して胸に響きました。

映画『犬と猫と人間と』は、今後も以下のスケジュールで
順次公開される予定です。


11/21〜  岡山県 シネマクレール  TEL:086-231-0019
11/21〜  広島県 横川シネマ  TEL:082-231-1001
11/21〜  大阪府 第七藝術劇場 TEL:06-6302-2073
        ※11/23(月) 飯田監督の舞台挨拶を予定
11/21〜  京都府 京都みなみ会館 TEL:075-661-3993
         ※11/23(月) 飯田監督の舞台挨拶を予定
11/28〜  神奈川 シネマ・ジャック&ベティ TEL:045-243-9800 
         ※11/28(土) 飯田監督の舞台挨拶を予定
12/5〜  北海道 シアターキノ TEL:011-231-9355
12/5〜  神奈川 川崎市アートセンター  TEL:044-955-0107
       ※12/5(土) 飯田監督と小西修さんのトークを予定
        上映期間中、小西修さんの写真展を予定
12/5〜  福岡県 KBCシネマ1・2 TEL:092-751-4268
          ※12/6(日) 飯田監督による舞台挨拶を予定
12/7〜  愛媛県 シネマルナティック TEL:089-933-9240
12/12〜  兵庫県 神戸アートビレッジセンター :078-512-5500
12/13〜19 徳島県 シネアルテ  TEL:088-632-2239
          ※12/13(日) 飯田監督による舞台挨拶を予定
12/12〜  富山県 フォルツァ総曲輪 TEL:076-493-8815

<2010年>
1/9〜 静岡県 浜松 CINEMAe_ra  TEL:053-489-5539
※12/9(土) 飯田監督による舞台挨拶を予定
1/16,17  長野県 松本シネマセレクト TEL:0263-98-4928
※12/16(土) 飯田監督による舞台挨拶を予定
1/23〜  新潟県 新潟シネウインド  TEL:025-243-5530
1月予定 北海道 苫小牧シネマトーラス  TEL:0144-37-8182
時期未定 群馬県 シネマテークたかさき TEL:027-325-1744
時期未定 石川県 シネモンド  TEL:076-220-5007

まだ今後も増える予定です!

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17日から東京で上映が始まった映画「犬と猫と人間と」。

最近は犬猫殺処分問題からちょっと遠ざかってしまっていましたが、
初めて渡辺眞子さんの捨て犬を救う街 (角川文庫)を読んだ時は
こんなにもスピークアウトしていいんだ、と衝撃を受けました。
それまでは動物がかわいそうと声に出すことさえ、
何子どもみたいなこと言ってるの、と笑われてしまうのではないかと
自分の気持ちを隠していたから。

その渡辺眞子さんも映画の構想当初から制作に協力されていた
というからには観ないわけにはいきません。
その他、出演者にはマルコ・ブルーノさんも。
彼のマルコの東方犬聞録―日本の犬だけには生まれ変わりたくない!
は名著です。

またエロスの女神杉本彩サマも
この映画をブログで取り上げています。
意外にも彼女はNO FUR主義で、自らNO FURのバッグコレクション
Dear Elsaを展開したり、愛護団体PETAの08年のアンチ毛皮広告に
出演している程の熱心なアニマルライツ活動家です。

杉本彩のBeautyブログ

中部地方では、11月7日(土)から名古屋シネマテークで上映予定。

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