VOICE YOUR DREAM

Miho Noguchi Official Blog

英語・フランス語バイリンガル司会専門BilingualMC.jpの野口美穂です。

英語とフランス語を話すバイリンガルMC、レセプション通訳、ナレーター、英語通訳ガイド。国際結婚の披露宴司会、企業イベントの通訳司会、ナレーション制作など、語学系のコミュニケーションのことならお任せ下さい!HPもありますのでご覧の上お気軽にお問い合わせ下さい。

夫婦世界一周 アメリカ

今日はいよいよヴォルテックスを体感しに行く日ですぅ!
縁起がよいものが大好きなワタシ。行けばいいパワーがもらえるだろうと、
早起きしてでかけました。

ボルテックスっていうのは、セドナにある大地からエネルギーが噴出して
いる場所のことです。代表的なのはベルロック、カセドラル・ロック、エアポートメサ、
ボイトンキャニオンの4箇所。当然エネルギーなんて目には見えないけど、一年中
ここを目指して観光客がトレッキングに訪れるんです。

というわけでエアポートメサには初日に行ったので、
今日はベルロックとカセドラルロックにGO!

トレッキングといっても山登りに近いです。真っ赤な土と岩が、火星にでも来た
かのような気分にさせてくれます。

ベルロックはこんなカンジ。頂上近くまで登っている人がいます。


ベルロック



(ここまでは余裕だった・・・)

ルンルンルーンと歩いていると、だんだん道が険しくなってきました。
これ本当に道なの?!ってくらい。でも人が通った後があるから行こう。
岩の上には力強く木やサボテンが生えてます。でも木はエネルギーのせいか、
ぐにゃりと曲がっている。

だんだん息が切れてきて、上に着いた頃には相方は汗びっしょり。
エネルギーを感じるっていうか・・・ツライだけのような。
でも幸い風があったので、すぐ暑さも和らぎました。珍しく今日は曇りだったし。

それにしても、たまに見かける日本人観光客は女性ばかりで来ている様子。
癒し系女はセドナに導かれるのか・・・

ベルロックの上で少し休憩しながら、手のひらを岩に当てるとぴりぴりする
感触を楽しんだりしました。ここは富と繁栄のエネルギーがあるということで、
仕事で成功したいですぅ〜とナデナデ。

その後は更にデカいカセドラル・ロックに登りました。
さっきのベルロックでかなり体力消耗。でも登っても登ってもまだ目印があるから
「そこに山があるから人は登るのさぁ〜」とひーひー言いながら上へ進みました。

へばりつくワタシ

(左端がワタシ。これはやらせですからね(^^ トレッキングルートはもっとちゃんと
してます)

あぢー、もうダメ、というところでやっと頂上に到着!
やったー!
もうボルテックスがどうのっていうよりか、登りきったことが嬉しかったです。

こんなでかい岩がずーっと昔にできたのかと思うと不思議な感覚でした。
結局ボルテックスがどんなものなのか、はっきりと分かったわけじゃないけど
セドナにいると気分がよくなるのは確かです。

後から登ってきたオーストラリア人と頂上でおしゃべり。
彼はなんとカリフォルニア北部のマリファナ農園でバイトをして、そのお金で
旅をしているんですと。そんな気軽に話されても・・・(汗 笑って流すしかない。

さてその後、すっかり私たちの行き付けとなったオーガニックのスーパーNEW 
FRONTIERへ。するとまたジェイドを発見!お父さん、ほんとにここの常連なのね。
スーパーの隣にあるカフェRAVENHEARTでのお別れの写真です。
また来るからそれまで元気で、と私たちは約束を交わしたのでした。

晃一郎とJade

(ジェイド元気でね)

4時過ぎにセドナを出て、フェニックスに着いたのは夜7時。あぁ現実に戻ってきて
しまった。あるのはセドナで汲んできた水と私たちの記憶だけ。
でも本当に行ってよかったと思える場所なのでした。

セドナにやってきました!暑いです!日焼け止めクリームでは間に合いません!
ホテルに無線LANがあるので今日は更新できます。アメリカはスタバとか空港とか
色んなところにWi-Fi(無線LAN)が飛んでいるのですが、有料のところが多いので
宿泊先はネット接続可能かどうかかならずチェックしてから決めています。

フェニックスから車で約2時間。途中にはサボテンがボコボコ生えてる山もあって、
灼熱の太陽の下にそびえるその生命力に感動!
サボテンステーキうまいかなぁ、って食べ物の話かよ!(バキッ

第一印象 ビッグサンダーマウンテンが一杯あるよ、ここ・・・
いや、アンコールワットにも見える。

なんかもう、何この風景?っていうくらいすごいです。
目が慣れちゃうとどうってことないけど、日本に帰ってもこの景色に似てる、
とか手がかりとなる場所なんてどこにもないんだろうなって思うと、いかんいかん、
しっかり心に留めておかないと・・・

チャペル前


(またマリナーズのTシャツ着るものがないのです)

昨日の午前中にフェニックスからこっちに入って一泊しました。
せっかくの結婚記念日だからということで、お宿はちょっとリッチにSouthwest Inn at Sedona
という、ジャグジー付のホテルに決定。予約時に宿泊目的をアニバーサリーにしたら、
シャンパンに見立てたアップルサイダーのサービスがありました
結婚3年目、これからもよろしく。

セドナは精神世界マニアにはたまらない場所のようで、ヒッピーが沢山います。
ヒッピーがいるということはオーガニックフードも充実。ということで、スーパーもちゃんと
ありました。サラダバーで野菜を沢山買って食べたらおいしい!野菜が輝いている!
二人ともジャンクフードは体が受け付けなくなってきたので、これは助かります。
店内の掲示板にはヒーリング、過去生療法、占いなどなど、いろーんな広告が貼って
あります。

スピリチュアル系掲示板

セドナにはボルテックスという強力なエネルギースポットがいくつかあるのですが、
今のところ私は何も感じてません・・・今日はハイキングにでも行ってもっと
近づいてみようかな?

またまた高速で打ってます!
LAではサンタモニカのユースに3泊してました。ネットができない
環境なので不便だったぁ!

今サンディエゴのスタバで無線LANつないでブログ更新です。
相方もPCを使うので一瞬だけ・・・今週末はアメリカはLabor Day Weekend
なので、車は渋滞、宿はどこもいっぱい。

明日はサンディエゴからフェニックスに行けたらと思っています。
でもexpediaでまずフライトがあるかチェックしないと。あぁ何て
綱渡り的な旅!でもこんなことできるのも今だけだわ!
4日は結婚記念日なのですが、私たちはどこにいるでしょうか

どうも!ホテルのネットラウンジがもうクローズしてしまうので数行だけ。

今日はサンフランシスコ郊外からレンタカーを借りて、初めてアメリカで
運転しました。2年前ポルトガルで走ったことがあるので慣れるまでに
時間はかかりませんでしたが、やっぱり最初はドキドキ。でもドライブは
いいですね。安全運転で、明日はヨセミテ公園に入ります。おやすみなさーい☆

皆さんお久しぶりです!今日の記事は長くなりそうです。

アメリカに行ったら一度見てみたいと思っていた
サンフランシスコの動物保護シェルター、
サンフランシスコSPCA(Society for Protection of Cruelty to Animals)と、
お隣のACC(Animal Care and Control)に行ってきました!
SPCAは数年前、渡辺眞子さんの「捨て犬を救う街」を読んで、
ACCは水野美紀がここのアニマルポリスの一員として
動物を救うというドキュメンタリーを見て、どちらもずっと来てみたい場所でした。


郷愁を誘うケーブルカーに揺られる光景が印象に残るサンフランシスコ。
多くの観光客が街中を行き交う観光都市としての顔を持つ一方で、
世界でも有数の動物保護に取り組んでいる街でもあります。

二つのシェルターはダウンタウンからバスで10分くらい南に行った場所にあります。
47番のバスで11th St.沿いのHarrison St.とBryant St.の間くらいで一旦降り、
徒歩でハイウェイ101号線の下をくぐってBryant St.沿いに歩いて
16th St.まで行くとあります。
この辺りはアパレルメーカーの倉庫街ぽいところで、
ここなら犬の鳴き声がしても近所迷惑にならなそうです。

まずSPCAが見えてきました。
表通りには赤と白のバナーが電信柱一本一本に飾られていて、
コミュニティーにも認められている存在なんだということが分かります。


SPCA外観

これはMaddie's Adoption Center (マディー犬猫譲渡センター)です。
他にも敷地内には動物病院、去勢・避妊処置センター、聴導犬訓練センター、
動物愛護教育センターなどいくつかのセクションに分かれています。
以前ロンドンのバタシードッグ&キャットホームを見たことがあるので、
建物の立派さにはそれ程驚きませんでした。

ちょっと中に入ってみましょう。

SPCA受付

ここは事務局のようです。モヒカンのお兄ちゃんもいます。
皆さんボランティアで働いているそうです。
そう、SPCAは1868年に設立された西海岸でも最も歴史が長い民間の
動物保護団体で、その財源は全て寄付金で賄われ、
運営もボランティアの手によるものなのです。すごいですねー。

受付には里親になりたい一般市民が、
平日の昼間にも関わらずここに訪れていました。
明るい雰囲気なので気軽に立ち寄れるんですね。

まず目に飛び込んだのが猫ちゃんたちのセクションです。
成猫は全てガラス張りの部屋にいます。

猫セクション

大部屋には3〜4匹が一緒になって暮らしています。
人間の生活にすぐに馴染めるように、リビングに見立てた部屋作りになっています。
TVもあってエンドレスで野生動物のビデオが流れていました。
この辺りはロンドンのバタシードッグ&キャットホームと同じです。

家族連れ

スタッフ一緒なら中に入ることもできます。それにしてもこのスタッフの
おばあちゃん、かなりご高齢・・・ボランティアに年齢なんて関係ないのですね。

猫ケージ

こちらは子猫のケージ。
ボランティアの人が一匹ずつ出して遊んであげています。
この方に「日本のシェルターはどんなところなの?」と聞かれ・・・
いや、こんな立派な施設は日本にはないよ、
犬猫が保護されても自治体に数日以内に殺されてしまうの、と答えると

「どうして?どうして殺されるの?」

と純粋に不思議だと思っての質問を投げかけられました。
殺される方がおかしい、
そんな風に私たち日本人も思えるようになりたいですね。

お次はわんこのセクションです。立派な部屋ですね。殆どの部屋で
複数の犬が一緒に保護されています。ふかふかのクッションやおもちゃも
あって、みんなそれなりに居心地よさそうに見えました。

dog section

(おーい、散歩の時間だぞー!)

犬も猫も部屋のドアには
生年月日と種類、性別、性格について細かく書かれています。
特に性別はMale/Female(雄雌)ではなく、
Neutered/Spayed(去勢・不妊)と記されているのが印象的でした。
去勢・不妊手術をしないことは、ここではまず前提外なのです。
こちらは犬も猫も生まれて数ヶ月で手術してしまいます。
一度人間に裏切られた動物が、
皮肉にも更に望まれない子を増やさないようにするのは、
不自然かもしれませんが絶対必要です。
人間が動物を飼いならすこと自体、彼らの野生を捻じ曲げているのですから、
最後までコントロールしてあげないと。
日本でも早期の去勢・不妊手術は技術的にできないことはないようですが、
そこまで早い時期に処置をしてくれる獣医さんはまだあまりいないようです。


ボランティアの人

ここでもボランティアの力が不可欠です。
散歩から掃除、シャンプー、餌やり、と、やることはいくらでもあります。

no more treats!

(く、くれー!おやつくれ!)

本当はこの紙に隠れておやつを入れることができる穴があるのですが、
この子達は今日は食べすぎてしまったのか、もうもらえません(^^
みんな外部のドッグトレーナー養成のパートナー犬として訓練を
受けているのでとても賢そうです。

SPCAでの里親の成立率はきわめて高く、
早い子で保護されたその日に里親が決まる場合もあるそうです。(猫が多い)。
訪れた8月は繁殖期ではないので
犬は40匹程、猫は400匹程が保護されていただけでした。
犬の多くはお隣のサンフランシスコ市AACから選ばれて連れてこられた子が多く、
とても人慣れしています。
あとアメリカで問題となっているピットブルはいませんでした。
ピットブルは闘犬に使われる犬種で、
飼い主以外には非常に凶暴になるので飼育が難しいのです。
ピットブルは何も悪くない、人間のせいなのに・・・

事務局では、どうやってそんなに沢山の寄付金を集めることができるのか等、
担当者に聞いてみました。
すると、ラジオCM、TVCM、フリーペーパーの発行、
クリスマスシーズンにはデパートmacy'sで
里親譲渡会を兼ねたキャンペーンを展開するなど、
メディアをうまく活用している様子がよく分かりました。
また市の教育界との連携もうまく、
サマースクールを開催して子供たちに動物の命の尊さを教えたりして、
小さい頃から「犬猫を飼うならまずSPCAに行く」
という意識を育てることに力を入れているようです。
またホワイトバンドのアニマル版もありましたよ。相方と二人で買ってみました。

"Rescue, don't breed or buy when animals in shelter die"
「シェルターで死んでいく動物がいるのだから、繁殖したりペットショップで
買ったりしないでその子たちを助けよう」

というメッセージが入り。いいですね、日本でもこの精神を広げたいです。

はぁー、ここまで見られればもう満足。2時間近くSPCAに長居してしまいました。
相方を待たせるのも悪いし帰ろうかな、と思ったのですが、

アニマルポリスがあるACCはここからすぐそこ。
どうしようかな、と思ったけど
相方が背中を押してくれたので少し寄ることにしまいした。

ACC外観

 ホントにすぐ隣にあるACC(サンフランシスコ市動物保護管理局)

ACC受付

SPCAと比べてちょっと堅い雰囲気なのはやっぱりお役所だから?
ここは動物に関する苦情等を市民から受け付けたり、
飼い犬猫がいなくなった人が張り紙をしたりと、何でもありの窓口です。

中は自由に見学していいと言われたので、
1Fのドッグセクションから回ってみました。
おっ早速ボランティアが活躍中ではないですか!

ボランティア

どのボランティアスタッフも楽しそうに仕事をしているのが印象的です。
みんな揃って"I love animals"と嬉しそうに口を揃えるんですよ。

dog section

SPCAに比べてシンプルな犬舎。人が来ると吠える犬もいて、
保護されてそんなに経っていないんだということが分かります。
一般人が入れる譲渡対象の犬の犬舎にはあまり数はいませんでしたが、
病気、人を噛む等問題行動を起こした、
または飼い主が服役中または病気で一時的に預けられている犬たちは
他のセクションにいました。(入室はX)
ガラス戸から除くと、牙を剥いてピットブルが私に向かって吠えていました。
主人以外誰も信用できないストレスなどあるんでしょう。
こういう場合はどうしたらいいんだろう・・・
水野美紀の番組の最後にピットブルは安楽死させられてしまっていました。

小動物

2階に上がると、キャットセクションがあり、その一角にうさぎやハムスター、
インコなど
がいる部屋がありました。そう、ACCでは犬猫だけでなく、
市民から通報があればどんな動物でも保護します。
ここでボランティアをするのはマリアさん。
彼女は元教師で今は働いていないのですが、小動物が大好きで、
週に
2日2時間程ここで動物たちの世話をしているのだそうです。

「ねずみはとっても賢いのよ。感情もあるし懐いてくれるわ」

と、でっかいねずみをケージから取り出して優しく撫でている!
実家にねずみがいて小さい頃から苦手な相方は、
かなり顔が引きつってしまいました(^^ これは私もできないわ・・・

カリフォルニア州ではうさぎを飼うことは禁じられているそうです。
何故ならこちらではイースターに親が子供にうさぎをプレゼントして、
飽きてしまうと野山に捨てるケースが後を絶たないからなんだそうです。
そうすると数も増えてしまいますしね。
ここにいるうさぎやねずみ、ハムスターたちは
みんな繁殖できないように手術してあるので、
誰でも連れて帰ることができます。
でもマリアさんにしたら、ちゃんとした飼い主に飼ってもらえるか
心配だそうです。本当に好きなのね(^^

帰る前にちょっとだけアニマルコップ(ポリス)の職員に会えないかと、
事務局に交渉してみたところ、何と警部が面談をしてくれるとのこと!
来てくれたのはフォレスター警部です。ユニフォームがカッコイイ!
日本のTV番組であなた達の活躍を知って来ました、と言ったら
とても喜んでくれました。

Forrester警部

よかったらオフィスに来ない?と言われ、「いいんですかぁー!?」と目がキラキラ!
倉庫のような部屋を通っていくと、途中に二人の女性ボランティアと挨拶しました。
その中のコリーヌさんは、最近飼い主が服役中であったり、
災害で家で飼えなくなった犬達を集めて、
愛情を持ってしつけや世話をするプログラム"Give A DogA Bone Program"を主宰し、
とても高い評価を受けているそうです。
そういった犬達は長いときで何年もケージに入れられたまま
誰からも相手にされずに
過ごすことが多いのだそうです。

SPCAとの交流はあるのですか?と聞くと、あちらは
ACCから里親が見つかりやすそうな犬猫を選んで連れて行っているのだそう。
乱暴な動物を受け入れることを拒否できけれど、
ACCは残った動物を全部引き受けなければならないのです。

日のあたらないところで、ACCは安楽死も行う裏方といったところでしょうか。
現に昨年7月から今年6月までの統計によると、
ACC内で安楽死により処分された動物は3036匹。
そのうち犬が594匹で、猫は778匹。
しつけによる問題で安楽死した犬猫は780匹(犬330匹、猫450匹)に上ります。

「あちらにはクリーンなイメージがあるから寄付金も集まるし、
ボランティアだって向こうの方が多いわ。
でもどんな街に行っても“ノーキル(no kill)”みたいなきれいごとは無理よ。
誰かがbad nameを引き受けているんだから」と、
皆さんで辛い現状を語ってくれました。

そんな立ち話の後、アニマルコップの詰め所に入れてもらいました。

squad team office

ここだぁー。TVで見たのと一緒。
ドアにはSQUAD と書いてあったから機動隊ですよね?かっちょいーです。
アニマルコップはもともとSPCAの一部だったものを
サンフランシスコ市が引き継いだそうです。
現在職員12人が24時間体制で交代勤務しています。
サンフランシスコ市内の各地区をそれぞれ職員が担当し、
市民から通報があれば現場に急行。
通報の内容の多くは、動物の死体が道路にあるので処分して、というものが多く、
その他にはアライグマやスカンク等野生動物の被害、迷い犬、
猛犬の被害などが続きます。
夏は野生動物に関する苦情、
冬は外で犬猫がズブ濡れになって飼われてかわいそう、
等季節によっても分かれます。

職員の皆さんはここに入る前は動物取り扱いの勉強をするための学校に通い、
また事件に関する書類の書き方、法律をしっかり学んでから仕事に就くのだそう。
逮捕権もあるので、虐待等のケースでは犯人を連行することもできます。
まさにプロフェッショナルですね。

surrendered puppy

受付に戻ると、こんなわんちんがいました。
公園で一人で遊んでいたので、近所の人が保護して連れてきてくれたのです。
日本なら警察に連れて行っても遺失物扱いで長くてもせいぜい2週間、
その後は保健所につれていかれて3日後とかには殺処分なのに、
ここではこんな子犬ならすぐ里親が見つかるでしょうね。
日本も子供がもし捨て犬を家に連れて帰ったら、「元の場所に戻してきなさい」、
と言うんじゃなくて、「じゃぁシェルターに相談しよう」となってほしいです。
自分はこの動物を守れない、というあの心細さと無力感は、
これからの子どもたちには経験してほしくないですから。


Gabriel

 

 

 

 

 

 

 


最後に、ACCの副署長Kathleen Brownさんの愛犬ガブリエルくんです。
副所長には2004年度のサンフランシスコ市動物条例の分厚い本まで
頂いてしまいました。また記念のマグカップとTシャツもthank you so much!

ということで超長文の今回の記事でしたが、文章が下手なのでまとまりが
なくてごめんなさい。相方の運営するHPここちよい旅ではもう少し短く
まとめてもらおうと思っています。

今回の訪問がどう私の行動に影響するのか分からないけど、とりあえず
細胞で感じてきました!皆さんにもきっと伝わっていますよね。
不幸な動物が一匹でも減ることを願って・・・

サンフランシスコでは行きたいところがあります。

ひとつは、相方がちょっと遠出してヨセミテに。
もうひとつは、私が、動物保護シェルターのSPCAを是非見たいのです。
渡辺眞子さんの「捨て犬を救う街」にも紹介されたり、
ずっと前水野美紀がここのアニマルポリスのボランティアをして、
現代のペットを取り巻く問題について取り上げるTV番組があったりしました。

ロンドンではバタシー・ドッグ&キャットホームと並んで、世界的にも
大きなシェルターです。日本でこんなところができないかなぁ。
勿論ここの体制が完璧というわけではないと思います。貰い手のない
子の安楽死ももちろんあるし。でもそれでも、見ておいた方が
いいところなんだと思います。

RSPCAをネットで検索していたら、日本の保健所の写真を撮って
掲載してらっしゃる方のブログを見つけました。

Dute 僕の毎日

すごいフラッシュバックでした。

私が行ったことがある大垣市の西濃総合庁舎の保健所の犬舎は
こんなきれいなところではありません。糞とドッグフードが床に
散乱し、窓もありません。たくさんの犬がいて最初に出た言葉は

「みんな、どうしてこんなところにいるの?!」

でした。

「分からないよ。散歩に行けると思ったらここに連れてこられたんだ」
「僕はご主人を待ってるのに、ちっとも迎えに来てくれないよ」

まだ何がなんだか分からずに、人間が来たと喜ぶ子も
いました。その場所や、その後の殺処分という現実と、彼らの
命に満ちたまなざし、艶のある毛並み、くるくると揺れる
しっぽとのかわいらしさとのギャップが、未だに胸に突き刺さります。
多分あれは見ないと分からないです。本当はもう2度と見たくない。

どっちかというと自分の犬だけ可愛がることに集中していました。
それはそうすることで、あの可愛そうな犬や猫たちを思い出さなくても
いいようにしていたのかもしれません。

日本は動物愛護が遅れているし、アメリカだって飼い主が
飼えなくなったからって安楽死させるじゃん、フランスだってバカンス
前後には捨て犬猫がいっぱいいるじゃん。じゃぁ牛とか鶏を
殺すのはどうなの?いろいろ自分の頭の中で、おかしいと思うことを
声高に言う前にストップがかかります。

でもこんなこと、やっぱりやっぱり絶対におかしい。
(と、多分中学生くらいの時から思っていました。)

イギリスはもちろんですが、アメリカでも多くの人が犬猫を飼おうと
考えたら、シェルターで里子を探すのを選択肢に入れています。
日本だって、犬が欲しい、はいじゃぁペットショップに探しに行きましょう、
という無邪気な公式があるのは、人々がその影に、健康で愛嬌もあって
頭も良いのに、死を待つことしかできない犬たちがいるというのを
知らないからじゃないでしょうか。

とりあえず明日はきっとバタシーみたいに明るい雰囲気で
見学できると思うので、気を取り直して行ってきますね。

シアトルで出会ったシーズーちゃん。マイクロチップと名札は
どの犬も欠かせません。

ff722612.jpg

どうも!日本は暑いそうですね。
西海岸は涼しいですよ〜。いや寒いくらい。足が冷たくて冷え性に逆戻りです。

今日はシアトルからアラスカ航空でサンフランシスコに入りました。
といっても着いたのはオークランド。expediaで見たら、SFCに直接
入るよりチケットが安かったんです。そう、今回、世界一周航空券とは
別で買わないといけなくて・・・というのはワンワールド加盟のAAが
飛んでいる路線は全てアラスカ航空との共同運航で、共同運航便は
私たちのチケットではカバーしていないのです。

サンフランシスコの第一印象。

ガラ悪っ!

これはバンクーバーやシアトルという、住みやすい街と呼ばれている
ところから来たからですよね。あそことは打って変わって、狙われては
いけないという緊張感が走ります。BARTという電車の駅の切符売り場
なんて、金くれーって男の子がウロウロしてて、それでもって切符の
買い方が分からなくてめちゃ焦るし。

今日はそんな中、失態をしてしまいました!

空港からダウンタウンに着いたばかりで、ユニオンスクエアで地図看板を
見ていたら、黒人のおっちゃんが道を教えてやると言ってきたんです。
どこに行くんだ、俺が教えてやる、と熱心に話してきて、適当に
相手していたら、最後に1ドルくれと言ってきました。

忘れてた。もうここはシアトルじゃないんだ・・・(結局小銭をくれてやった

相方は、あんなの目を見ればすぐ分かるよ、と言っていたけど・・・
(アラブ圏でかなり鍛えられた経験がある彼)

でも、シアトルのバスのおばちゃんなんか、乗る人全員にGood morningって
声かけてくれて「心のチキンスープ」の最初に出てくるみたいにいい人なのに、
飛行機で2時間したらもうこれかよ。

専制パンチを喰らったところで、財布も人前で絶対出さないようにと
気持ちを引き締めました。

それにしても、大都会だからか色んな人が混ざってて大変な街です。
サンフランシスコってのんびりしたイメージだっただけに、これがLAに
なったらどうなっちゃうんだろう?

思ったようにブログを更新する機会がなくて申し訳ないですが
夫婦そろって元気にしています♪
これも時々何日分かを一度にUPすることがあるので
たまにチェックしてみてください。
バンクーバーも気候が気持ちよかったけど、シアトルも快適!

そして。

シアトルの教会ですれ違った彼。
私の目はその大きな日本語を見逃さなかった!

彼女募集Tシャツ

うわわぁ!!!ウケる!
君その日本語の意味知ってるの?
「知ってるよ!面白いだろう!」

目が釘付けだよー!超COOLなTシャツだから写真一枚取らせて!

と笑いのネタにされると分かっていたかは知りませんが
笑顔で応じてくれました。

この教会、なんなの?!でかい!
メガチャーチって言うらしい。

ショッピングモール並みの駐車場に、敷地内を走るシャトルバス。
中にはコンサートホール兼礼拝堂(?)に、小さな子供もキリストの教えを
学べるシアター等。サービスも歌あり説法あり、まるでミュージカルだ!

高校でホームステイしていた時、毎週いやいや教会に通っていたので
何となく雰囲気は知っていたつもりだったけど
こりゃ一大エンターテイメントですよ!

こんなことできるのはアメリカだけだろうなー。あと見せ方がうまい。
アメリカの強さというか
国を動かす信念みたいなものが市民に根付いているような。


歌手のステイシー・オリコがこの教会に通っていたらしく
今でもたまに歌いにくるそうです。クリスチャンシンガーだったんだー。
今日も時々お父さんがステージであいさつをしていました。

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