この山に出会うためにここまで来たんだ…初めて景色を見て涙が出ました。 今週火曜日から参加した2泊3日ウユニ塩湖を巡るツアーでのことです。ワタシは最初、塩湖に水が張っていると思って、鏡張りの景色が見られると思い込んでたのですが、今はまだ乾季なので真っ白に干上がった塩の景色だけとのこと。なーんだ、とテンションが下がり気味だったのですが、塩湖以上に素晴らしい自然に出会えました。 そのツアー最終日。この日の宿ははっきり言ってサイテー級!トイレは自分で水を汲んで流さなきゃいけないし、当然紙はないし。(南米に来て便器に座ることが少ないのでスクワットがかなりうまくなりました。)泥レンガの作りの寒い部屋ではある服全部着込んで、眠るというよりは朝を待つといった感じでベッドにもぐりこみました。そして朝3時半に起床。電気はつかないのでケータイの液晶の明かりで身支度をしました!それにしても朝4時出発なのに、他のツアー参加者は誰も起きている様子がない… まだ星が見えるくらい暗い中を、寒さに震えながらランクルに揺られること約1時間。間欠泉の煙が見えてきました!そばに行くと、大地にぱっくりと開いた穴から蒸気がシューっとそれも絶え間なく出続けて、まさに地獄谷!しかも落ちたら絶対死ぬだろう、ってくらいボコボコ煮えたぎる谷間には柵も何もしてなくて、日本ならありえない… そして火山地帯を更に奥に進むにつれて、何となくいいバイブレーションが伝わってきました。折り返し地点にあるラグーナ・ベルデという湖に到着。 何てキレイ!吸い込まれそうな美しさ。すごく大きなエネルギーを感じました。変な話だけど、愛っていうか、全てを包み込むお母さんみたいな優しさが伝わってきました。 人間が生まれる前からあった山。人間が争ったり悲しんだりしても関係なく何千万年前からここで力強く生きてきたんだ、自分はなんてちっぽけなんだろうって、うるうるとなってしまいました。ありがとう、という言葉が自然にこみ上げてきて、初めての経験でした。 今までパワースポットと言われるところに何回か行ったことがあるけど、あの山が私にとっての霊峰となりました。もう2度と来ることはないかもしれない、でも出会えたんだ、いつでも見守っててくれるんだ、って本当に変な話ですが、そう思ったんです。ハワイ島もパワースポットとよく言われますが、同じ火山地帯っていうのも頷けます。火山は生きてますもんね。 そんなわけで、ボリビアの大自然はすごい!人の手が入っていないのがまたいいんです。